top of page
検索
  • カオリ

子育てが見せてくれる風景

 息子が生まれて数ヶ月が経った秋のある日。息子を連れて散歩していたら、抱っこしたまま寝たので、私も少し休憩しようと近くにあったベンチに腰掛けました。ぼーっと景色を眺めていると、「コツッ」と何かが落ちる音がして、ふと足元に目をやると、ドングリが。  見上げるとベンチの横に大きなドングリの木がありました。ドングリの木から実が落ちる。そんな何でもない風景をゆっくりと眺め、音を耳で聞き、季節を五感で感じたのはいつぶりだったか。子どもが生まれるまでは、仕事漬けの生活で、効率と成果を追い求めて生活していた私は、そんな自然の風景を愛でる心の余裕がなかったのだなとその時はっと気付かされました。  それから半年程が過ぎ、春がきて、歩けるようになった息子と川原を散歩をしていた時のこと。足元に黄色いタンポポが咲いていることに気が付けた自分に、なんだか嬉しくなりました。  子育ては立ち止まることがたくさんあります思うように進まないし、子どものペースだと効率なんて考えていられない。だけど、立ち止まることで見える風景の素晴らしさを教えてくれるのも子育てなのだなと知りました。  今日も息子はマイペースに、私もぼちぼち、子育て中の風景を楽しみたいと思います。


閲覧数:108回0件のコメント

最新記事

すべて表示

「自分らしい子育て」の解釈について

「自分らしい子育てをしよう」、最近こんなメッセージを目にすることがあります。これはSNSなどのインターネット情報に翻弄されることなくやれるようにやっていこうという励ましの言葉だと理解しています。しかし時々この言葉の意味を取り違えている人がいるのではないかと心配になります。 多様性が重視される世の中になり、どんな考え方も滅多に否定されません。生活スタイルも家庭ごとに様々で、子育て支援の現場でも保護者

夫婦の絆

私の両親は大変若くして結婚し、おおむね仲の良い夫婦でした。ケンカもよくしていましたが、お互いの他に頼れる人もいなかったのです。ですから本気で別れようとしたことはなかったと思います。 母は京都市の真ん中で生まれ育った町の子です。明るい反面興奮しやすい性格、行動力はありますが思慮は浅く享楽的、押しが強くていつも自分の尺度でしか物事を量れないので、おせっかいの押し売りに父は始終辟易していました。 父は広

切っても切れないへその緒

色々な人にお話を伺うと、多くの方がご自分の親御さんに対して「ああして欲しかった」「こんな親であって欲しかった」という願望を一つや二つは持っていると気付きます。 かく言う私も同様に、老母が不治の病にかかっていてさえそう思うのです。最近母の体調が、「もはやこれまで」というほど悪くなった時がありました。その前後、母は人が違ったようになっていました。生活習慣やお金の管理などについて私のアドバイスを素直に聞

Comments


bottom of page