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子育てにおける癒し

上兼栗 つむぎ

 自分が子どもの頃親からしてもらえなかったことを我が子にしてあげたいと思うのは自然なことのように見えます。

 また、親からされて嫌だったことは我が子にはするまいと、多くの人が思うところでありましょう。

 自分の幼少期よりも我が子が恵まれて幸せそうに見えるとき、親は癒された感じを受けるものではないでしょうか。

 しかしそれも度を超えると押し付けがましさを帯びてくることは否めません。子どものためと言いつつ、いつしか親自身の過去の傷を癒すための行動になっていることもあるのです。

 そんな風にならないためにも、親は自己実現に努めるべきです。忙しい毎日の中でもなりたい自分に近づく努力を、そのための時間を死守すべきです。

 「新しい生活様式」の下で余裕ができれば、そんな時間も取れるかもしれませんね。何がしたいのか分からないという人がいたら、朝日記をつけてみてください。子どもたちがまだ寝ている早朝に短い日記を書くのです。その他にも、自分の好きな小物などを飾るフェイバリットイコーナーを作ってみたり、草花が好きならば飾ったりもよいですね。

 自分のための小さな行為が、かくれんぼしている本当の欲求を見つけるきっかけになるのです。そして自分自身の欲求を見据えている人は他者をありのままに見ることができるでしょう。



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